「ツーニョって、結局どんな役なんだろう?」
タイトルを見た瞬間に、まずそこが気になりますよね。私も第一報を見たとき、正直いちばん最初に浮かんだのは「で、ツーニョって何者?」でした。ドラゴンの名前かと思ったら違ったんです。
タイトルにもあるようにツーニョ役はB&ZAIの稲葉通陽さん。老舗ドラゴン農家の長男という、物語のど真ん中に立つ少年です。公演は2026年11月5日に東京グローブ座で開幕します。
ただ、ここから先が肝心ですね。発表が2026年7月28日と出たばかりなので、確定していること/まだ何も出ていないことがかなりくっきり分かれています。この記事では、その線引きをはっきりさせたうえで、ツーニョという役の中身まで踏み込んでいきます。
ツーニョ役は誰?結論を先に
稲葉通陽が演じる「心優しい少年」
そしてツーニョを演じるのは、B&ZAIの稲葉通陽さんです。2005年10月19日生まれ、神奈川県出身。グループではバイオリンとトランペットを担当しています。
公式サイトの紹介文では、ツーニョは「ドラゴン農家の息子で心優しい少年」と説明されているんですね。そして稲葉さん本人はコメントでこう語っています。自然や動物を愛していて、とてもピュアで優しい性格の少年だと初めて物語を読んだときに感じた、と。
さらに「僕自身、自然や動物が好きでどこか共通している部分もあると感じた」とも。役と本人の距離が近い、というのは演じ手にとって強い追い風になります。
発表はいつ?情報の鮮度
上演発表は2026年7月28日。公式サイトの第1報が同日付で公開されています。つまり、この記事を読んでいる時点でも、まだ「発表直後」の段階なんです。
だからこそ注意してほしいことがあります。チケットの発売日や上演時間について断定的に書いている情報を見かけたら、いったん疑ってください。公式は現時点で「詳細は続報をお待ちください」としか出していません。
ツーニョはどんな少年?あらすじから読み解く
舞台は「ドラゴンがペット」の世界
まず世界観から。この物語の中では、ドラゴンは架空の生き物ではなく、爬虫類の最大種として実在しています。
火は吹けません。空も飛べません。でも象より大きい。そんなドラゴンたちが、王族や富裕層のステータスシンボルとしてペット人気を集めている…という設定なんですね。えっ、ドラゴンが飛ばないの?と拍子抜けするかもしれませんが、ここがこの作品の面白いところだと私は思います。
ツーニョは、その世界で老舗ドラゴン農家「ラドン家」の長男として暮らしています。仕事はドラゴンの餌になる羊を育てること。のどかな毎日です。
「ドラコが食べない」から物語が動く
ところが業界は激変していました。ドラゴンなら売れるというバブルはとっくに終わり、いかにレアな色のドラゴンを生み出すかという「デザイナーズドラゴン戦国時代」に突入しているわけです。
そんな流れに乗り遅れていたラドン家に、ついに激レアなドラゴン・ドラコが誕生します。歓喜する一家。ところが…そのドラコが餌を食べなくなってしまう。
タイトルの「ごはんを食べない!!」は、ここから来ているんですね。
ここ、私は妙にリアルだなと感じました。実は以前、飼っていたレオパードゲッコーが2週間ほど餌を口にしなくなったことがあって。温度を上げたり、餌の種類を変えたり、ピンセットの角度まで試して、深夜のケージの前で「頼むから食べてくれ」とつぶやいていた記憶があります。あの焦りは、飼ったことがある人にしか分からないやつです。
実際、作・演出の岩崎う大さんも、ご自身が飼育する爬虫類が餌を食べなくなった実体験から着想を得たと明かしています。だからこの作品、ファンタジーの皮をかぶっていますが、芯にあるのは相当に生々しい感情なんですよ。
謎の親子の来訪と、ツーニョに迫る決断
そこへ、あるドラゴンを探して旅をする高貴な女性・ムーフィアと、その息子である少年・アルトイ(今野大輝さん)がラドン家を訪れようとしていた——というのが導入部です。
公式のストーリー紹介はこう締められています。激変するツーニョの日常。苦悩と成長。出会いと別れ。謎の親子の目的が明かされるとき、ツーニョに大きな決断が迫る、と。
つまりツーニョは、物語の変化をいちばん強く引き受けるポジションにいるわけです。
ぼくドラを3層で読む独自フレーム
競合記事はあらすじの紹介で止まっているんですが、それだと「で、何が面白いの?」が伝わりにくい。そこで私なりに、この作品を3つの層に分けて整理してみました。
| 層 | 内容 | 手がかりとなる公式発言 |
|---|---|---|
| 表層:笑い | ドラゴン農家という設定のズレが生む喜劇 | 岩崎氏「とってもおもしろいコメディになる」 |
| 中層:命 | 餌を食べない一匹の命に向き合う焦り | 少年たちの友情と「命の循環」が主題 |
| 深層:生き方 | 与えられた場所でどう輝くか | 岩崎氏「自分の人生をまっとうする道を探ることをテーマに」 |
ポイントは、この3層が順番に開いていく構造になっていそうだということです。
岩崎さんは「楽しく笑ってもらいながら、徐々に世界に入り込んでもらって、中盤からは登場人物たちが直面する問題に寄り添ってもらえたら」と語っています。笑って入って、気づいたら胸を掴まれている。そういう設計なんでしょう。
そして「喜劇の中にも悲劇があるし、悲劇の中にも喜劇がある」という言葉。ここが岩崎作品の核だと思います。岩崎さんは劇団かもめんたる主宰で、2013年のキングオブコント王者。同時に、岸田國士戯曲賞に2年連続でノミネートされた劇作家でもあります。笑いと不気味さを同居させる書き手なんですね。
ツーニョは、この3層をひとりで通過していく人物です。のどかな少年が、命の危機に直面し、最後に決断を迫られる。稲葉さんが背負うのは、笑いから痛みまでの落差そのものだと言えるでしょう。
「初主演」表記のズレを整理する
ここ、けっこう混乱しやすいポイントです。
報道各社は「本作が舞台初主演となる稲葉通陽」と書いています。一方で稲葉さん本人のコメントは「個人的に初めてのダブル主演舞台となりますので」。微妙に違いますよね。
整理するとこうなります。
| 表現 | 主語 | 意味するところ |
|---|---|---|
| 舞台初主演 | 媒体・公式紹介文 | 稲葉さん個人としてクレジット上の主演を務めるのが初 |
| 初のダブル主演舞台 | 本人コメント | 2人主演という形式が本人にとって初 |
| B&ZAI初の単独舞台 | 2025年『ANDO』 | グループ8人での主演。個人主演ではない |
2025年9月〜10月に上演された『ANDO』は、B&ZAIとしての主演舞台でした。稲葉さんはそこでナグモという役を演じています。当時の取材で「ナグモは『地味な大学生』と台本に書いてあって…(自分とは)違くもないかな…?」と話していたのが印象的でした。
グループ全員での主演から、2人での主演へ。ステップとしては、かなり大きな一段です。
ついでに直しておきたい表記の誤り
もうひとつ。複数の媒体で、稲葉さんの出演歴が『ミュージカル「紙」2025』と書かれています。これは誤記です。
正しくは『ミュージカル「手紙」2025』 東野圭吾さんの小説『手紙』を原作とした作品で、2025年3月に東京建物Brillia HALLなどで上演されました。稲葉さんは劇中バンドの一員としても参加しています。公式サイトのプロフィール欄でも「手紙」と表記されていますから、こちらが正です。
細かい話に見えますか?でも、こういう1文字が後々コピペで広がっていくんですよ。私は過去にこの手の誤記をそのまま引用して赤面したことがあるので、しつこく確認する癖がつきました。
公演日程と会場キャパの早見表
日程は公式サイトで確定しています。
| 公演 | 会場 | 日程 | 客席数の目安 |
|---|---|---|---|
| 東京 | 東京グローブ座(新宿区) | 2026年11月5日(木)〜11月23日(月・祝) | 約700席 |
| 大阪 | サンケイホールブリーゼ(大阪・梅田) | 2026年11月27日(金)〜12月6日(日) | 912席 |
東京が約19日間、大阪が約10日間。合計するとおよそ1か月弱のロングランになります。
ここで数字の話を少しだけ。東京グローブ座は約700席規模の劇場です。仮に1日1〜2公演として、期間中の総席数はざっくり2万〜3万席前後と見積もれます。
一方で、B&ZAIは2026年5月の日本武道館公演で、2日間3公演に約2万7000人を動員しました。デビュー前グループの武道館単独公演としては、1994年のKinKi Kids以来およそ31年ぶりという記録つきです。
つまり…武道館1回分とほぼ同じ規模の席を、1か月かけて売るという構図になります。しかも今回は稲葉さん個人のファンだけでなく、岩崎う大さんの演劇ファンも動くはず。倍率、素直に高くなると見ておいたほうがいいでしょうね。
チケット情報はいつ出る?現時点の事実と準備
確定情報と未発表情報の線引き
正直に書きます。チケットの発売日程は、2026年7月時点で一切発表されていません。
公式サイトのSchedule & Ticketページには、東京・大阪ともに「詳細は続報をお待ちください」とだけ記載されています。料金も、上演時間も、先行受付の方式も、まだ出ていないんです。
現時点の情報を確度別に整理しておきます。
| 情報 | 内容 | 確度 |
|---|---|---|
| ツーニョ役=稲葉通陽 | 公式サイト・本人コメントで明記 | A:公式確定 |
| 公演日程・会場 | 公式サイト記載 | A:公式確定 |
| 主催・制作体制 | ストームレーベルズ/ABCテレビ、制作ゴーチ・ブラザーズ | A:公式確定 |
| ムーフィア役ほか共演者 | キャスト欄は「And More!!」 | D:未発表 |
| チケット価格・発売日 | 公式に記載なし | D:未発表 |
| 上演時間・年齢制限 | 公式に記載なし | D:未発表 |
D判定の項目について断言している記事があったら、根拠を確認したほうがいいですよ。
今できる準備は5つ
待つしかない、では記事になりませんよね。発表を取りこぼさないために、今のうちにやっておけることを挙げます。
- 公式X(@bokudora_butai)をフォローし、通知をオンにする——第一報はほぼ確実にここから出ます
- 公式サイトのNewsページをブックマーク——bokudora.com、更新は不定期です
- ファンクラブ・各プレイガイドの会員登録を先に済ませる——先行受付が始まってから登録すると間に合わないことがあります
- 11月の平日を先に押さえる——土日祝は競争が激しくなります。平日夜公演は狙い目になりやすい
- 東京と大阪、両方の可能性を残す——大阪のほうが会場は大きく、912席あります
私は以前、別の舞台で「明日から先行受付」の告知を寝落ちして見逃し、翌朝に受付が始まっていたことがあります。あのときの、布団の中でスマホを見た瞬間の血の気の引く感じ。二度と味わいたくないので、通知設定だけは真っ先にやるようになりました。
ツーニョ役の見どころ5つ
1. 音楽性と身体能力がどう活きるか
公式は稲葉さんを「卓越した音楽性と身体能力を持つ」と紹介しています。バイオリンとトランペットの演奏に加え、アクロバットも得意分野です。ファンタジー作品でこの2つが眠ったままとは考えにくいですよね。ただし、劇中で演奏や身体表現があるかどうかは現時点で未発表です。
2. 「迷い」の表現
紹介文では「自分の在り方に迷うツーニョの心の変化」と書かれています。派手な見せ場よりも、細かい揺れをどう積むか。ここが真価の問われるところでしょう。
3. アルトイとの対比
ツーニョは「心優しい」、アルトイは「クールでミステリアス」。岩崎さんは2人について「輝き方が違うのだろうなと感じていて、それが演じてもらう二人のキャラクターの関係性に重なりました」と語っています。役の対比が、そのまま俳優の資質の対比になっているわけです。
4. 岩崎う大の言葉のテンポ
彼はコメントで「岩崎う大さんの紡ぐ言葉と、これから稽古をして生まれるテンポに乗せてお届けできることをとても楽しみに」と話しています。コント出身の作家が書くセリフのリズムを、アイドルがどう乗りこなすか。これはかなり見応えがありそうです。
5. 岩崎う大本人も出演する
見落とされがちですが、岩崎さんは作・演出だけでなく出演もします。書いた本人が舞台上にいる。この構造、地味に効いてくるはずです。
続報で更新すべき5つのポイント
情報が動く前提の記事なので、チェックすべき項目を明示しておきます。
| # | 更新項目 | 想定される発表元 |
|---|---|---|
| 1 | ムーフィア役ほか共演者の発表 | 公式サイトNews/公式X |
| 2 | チケット発売スケジュール・価格 | 公式サイトTicketページ |
| 3 | 上演時間・休憩の有無 | 開幕直前の公式発表 |
| 4 | ビジュアル・キービジュアル追加解禁 | 公式X |
| 5 | 配信・映像化の有無 | 主催(ストームレーベルズ/ABCテレビ) |
特に1番のムーフィア役。あるドラゴンを探して旅をする高貴な女性という設定ですから、物語の鍵を握る人物です。誰がキャスティングされるかで、作品の印象はかなり変わるでしょう。
よくある質問
Q1. ダブル主演ということは、ツーニョとアルトイのどちらが「主役」なんですか?
A. 公式は2人を並列でW主演として発表しています。ただ、あらすじの構造を読む限り、物語の視点はツーニョ側にありそうです。「激変するツーニョの日常」「ツーニョに大きな決断が迫る」と書かれているのはツーニョについてだけですから。とはいえ、アルトイが訪問者として物語を動かす役割を担っているのも明らかです。どちらが上というより、動かす側と動かされる側という関係で見ると分かりやすいと思いますよ。
Q2. 稲葉通陽さんのバイオリンやトランペットは、舞台で聴けますか?
A. 現時点では未発表です。公式には楽器演奏に関する記載がありません。ただ、公式紹介文がわざわざ「卓越した音楽性」に触れている点は気になりますよね。期待しつつ、確定情報を待ちましょう。
Q3. 原作やシリーズの前作はありますか?予習は必要?
A. 完全オリジナル作品なので、予習なしで大丈夫です。岩崎う大さんの書き下ろしで、原作小説や漫画はありません。あえて予習するなら、劇団かもめんたるの過去作か、岩崎さんが脚本を手がけた『歌舞伎シャーロック』『メイジ・ザ・キャッツアイ』あたりに触れておくと、作風の輪郭が掴めます。
Q4. 東京と大阪、どちらのほうがチケットは取りやすいですか?
A. 一概には言えませんが、会場規模だけで比べると大阪のサンケイホールブリーゼが912席、東京グローブ座が約700席です。1公演あたりの席数は大阪のほうが多くなります。ただし東京は公演期間が約19日間と長いので、総席数では東京が上回る可能性が高い。平日を狙えるかどうかが、実際にはいちばん効いてくると思います。
Q5. 子どもと一緒に観に行けますか?
A. 年齢制限や入場条件は現時点で発表されていません。一般的に、この規模の商業演劇では未就学児の入場が制限されるケースが多いものの、作品ごとに扱いは異なります。ファンタジーコメディという性質上、親子で楽しめる内容にはなりそうですが、必ず公式の発表を確認してからチケットを申し込んでください。
まとめ
最後に要点をおさらいします。
・ツーニョ役はB&ZAIの稲葉通陽。老舗ドラゴン農家ラドン家の長男で、物語の中心に立つ少年
・作・演出は劇団かもめんたる主宰の岩崎う大。自身の爬虫類飼育の実体験が着想元
・東京グローブ座は2026年11月5日〜23日、サンケイホールブリーゼは11月27日〜12月6日
・稲葉さん本人にとっては初のダブル主演舞台。『ANDO』のグループ主演から一段進んだ挑戦
・チケット詳細・共演者は未発表。公式サイトと公式Xの続報待ち
餌を食べなくなった一匹の命に、少年がどう向き合うのか。笑いから始まって、気づけば自分の人生と重ねてしまう…岩崎さんが狙っているのは、たぶんそういう時間です。
続報が出しだい、この記事も更新していきます。

