カップライス市場の王者・日清「カレーメシ」。
発売から10年を超えた今も、CMは毎回“理解不能”と話題になります。
2025年7月に公開された最新作「ギネス世界記録篇」では、吉田沙保里さんと加藤一二三さんが黄色一色の異世界で「世界一にたまげた!」と絶叫。
Twitter(X)には「情報量が多すぎて処理不能」「わけわからんのに最後まで見た」と賛否が噴出しました。
理由① 意味不明なCMは2014年からの一貫戦略だった
最初に「何これ!?」と視聴者をザワつかせたのは2014年の初代CM。
ギャルが「マジびっくりなんだけど!」と叫ぶや否や、空からカレールーが降り注ぎ、セリフも説明もなく終了――文字通り“???”のまま終わる30秒でした。
その後も、
- 2017年:『進撃の巨人』パロディで巨人がカレーメシをすすり上げる
- 2021年:ホロライブVTuberが歌って踊る60秒フルアニメ(#カレーメシSUMMER が世界トレンド1位)
など、「カレーメシ=わけわからんけど目が離せない」というブランドイメージを積み重ねてきました。
ひつじさんたしかにこれは若者にバズるようなインパクトをもってるね
MADをそのままCMに!?
カレーメシの公式Twitterでは、「ついにMADをそのままCMにしてしまった。」とXで投稿。
この投稿は、当時のCM映像の衝撃的かつシュールな演出を揶揄する内容で、X上で話題になっていました
このCMの凄い所は、「わかりやすさ」より「驚き」を優先し、SNSのツッコミ力を信じて拡散を委ねるスタイルを一度もブレさせていないこと。
理由② 最新「ギネス世界記録篇」は“意図的ギャップ”と“情報過多”の合わせ技
1. キャストの振り幅で脳を混乱させる
最近のカレーメシのCMも相変わらずの意味不明さを醸し出しています。
霊長類最強女子ことレスリング界の吉田沙保里さんと、“ひふみん”の愛称で親しまれる将棋界の加藤一二三さん。
両者に共通するのは「ギネス世界記録保持者」という称号だけで、競技性もキャラクターもまったくの別ベクトルです。
脈絡のない2人を真っ黄色の異世界に放り込み、「たまげた!」と叫ばせることで強烈なギャップを発生。
視聴者の頭は一瞬で「理解」ではなく「困惑」へ。
長い説明を排し、“世界一”というキーワードと驚愕リアクションだけを全力で残す。
これにより、視聴者は“誰が何者か”よりも「世界一→カレーメシ」の因果を先に覚える構造になっています。
2. セルフパロディで古参も巻き込む
2014年版ギャル“なるみちゃん”が“なるみ主任”に昇格して唐突に再登場。
元ネタを知る人は「懐かしい!」、知らない人は「誰!?」――世代を問わずツッコミが生まれる仕掛けです。
3. 0.5秒単位で切り替わる情報過多ビジュアル
ギネス認定証・巨大カレーメシくん・工事用大蛇口・打ち上げ花火……。
脳が処理しきれない映像の洪水を浴びせ、「とにかくスゴいものを見た」という情動だけを残す構成。
これが後述する“ザイガルニック効果”と相まってリピート視聴を誘発します。
結果、“理解不能”なのに「世界一」という単語と黄色いパッケージだけはしっかり残る。
たった30秒でブランド記憶を奪い切るのが狙いです。
理由③ 「意味不明」こそSNSでバズる燃料になる


困惑→検索→拡散の動線(ザイガルニック効果)
人は“未完の情報”が気になる生き物。
CMが終わっても疑問が残ると、
- 検索 → 「何だったの?」と調べる
- 共有 → 「見た?あれヤバくない?」とSNS投稿
- 再視聴 → もう一度確認しながらツッコミ
というループが自然発生します。
日清はここを逆手に取って、「理解より先に疑問を投げつける」ことで口コミを最大化したんだね。
0.5秒未満のカット割り
人の短期記憶は約7±2チャンクと言われますが、映像が処理限界を超える速度で切り替わると
- 意味処理を放棄 → “圧”として受け取る
- 最頻出&最明色(黄色)だけが残る
こうして「よくわからないけど黄色=カレーメシ」という条件反射が植え付けられます。
好き嫌いより“語りたさ”が勝つ
このCMは「好き」よりも「言及したい」を優先。
困惑・賛美・メタ考察――どんな感想でも1ツイートは1インプレッション。
公式Xアカウントも二次創作やツッコミに即リプライし、UGC(ユーザー生成コンテンツ)を増幅。
結果、広告費を上回るPR効果を手にしています。
広告クリエイティブとしては、商品説明ゼロでもブランド想起率と店頭での視認率を爆上げできれば勝ち──という割り切りです。
まとめ
今回はカレーメシのCMが意味不明な理由などを詳しく紹介しました。
その主な理由は以下の三つ↓
- 2014年からブレない“驚かせ至上主義”で、視聴者の条件反射を育成。
- 最新作はギャップ×情報過多で脳を一気に混乱させ、「世界一」のフックだけ残す。
- 理解不能=語りたくなる衝動を利用し、SNSの拡散力を最大化。
だからこそ、「意味不明なのに頭から離れない」という声が次々生まれるのです。
もし次のカレーメシCMを見てモヤモヤしたら――そのモヤモヤこそがブランドの“狙い通り”。
コンビニで黄色いカップを見かけた瞬間、ひふみんの「たまげた!」が脳内再生されて手が伸びるかもしれません。



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