板垣李光人のイラストは趣味の域を超えた芸術作品?知られざる創作活動の全貌

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俳優として第一線で活躍する板垣李光人さん。実は「特技?(趣味):イラストを描くこと」と公言しており、その画力はプロ級だと話題になっています。

「板垣李光人さんのイラストってどんな感じ?」「趣味でここまで描けるの?」——そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

この記事では、板垣李光人さんのイラストの魅力、アートへの情熱、そして2024年に開催された念願の初個展まで、知られざるアーティストとしての一面を深掘りしていきます。


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目次

板垣李光人のイラストはなぜ「神秘的」と言われるのか?

板垣李光人さんのイラストを見た人が口を揃えて言うのが「神秘的」「独特の世界観がすごい」という感想です。

実際にInstagramなどで公開されている作品を見ると、パステルカラーを基調とした儚げな作品から、ダークで妖艶なテイストの作品まで、驚くほど幅広い表現力を持っていることがわかります。

作風の特徴を紐解く

板垣さんの作品には、いくつかの特徴的な要素が見られます。

ビビッドなピンクや青、紫といった鮮やかな色彩の使い方が印象的ですが、同時に黒の使い方も巧みです。

Pen Onlineのインタビューでは、作品における黒の表現について「人間の感情というか、深さのようなものを抽象的な黒い丸で表せる」と語っています。

また、人物画を多く手がけていることも特徴の一つ。

ELLEのインタビューでは「肉体や精神を含めて、美しい一方で醜くもある存在である人間の"業(カルマ)"を絵で表現するのが僕の性に合っている」と明かしています。

「ティム・バートン」が原点

板垣さんのアートの原点について、本人は「ティム・バートン監督の作品が自分にとっての原体験」と語っています。

『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』などに見られる、ファンタジーでありながらダークな世界観、そしてキャラクターを通して人間の複雑な部分を描く表現——これらが板垣さんの創作に大きな影響を与えているようです。

中日スポーツの取材では「きれいじゃないところまで描いているのが好き。それは役者として好きな芝居、作品にも通じてくる」と、演技とアートの共通点にも言及しています。


イラストは「趣味」ではなく「特技」——中学時代から本格派だった

板垣李光人さんにとって、絵を描くことは単なる趣味ではありません。

公式プロフィールでも「特技:イラストを描くこと」と明記されており、その実力は折り紙付きです。

中学時代はアート部の部長

意外と知られていないのが、板垣さんが中学校でアート部の部長を務めていたという事実。

部活動で本格的に創作活動に取り組んでいた経験が、現在の画力の土台になっているのでしょう。

制作環境もプロ仕様

板垣さんの制作環境についても情報が公開されています。

  • パソコン:MacBook
  • ペンタブレット:Wacom Intuos
  • ソフトウェア:CLIP STUDIO

これらは多くのプロのイラストレーターも使用するツールであり、本格的にデジタルイラストに取り組んでいることがうかがえます。

「イラスト本を出版するのが夢」

板垣さんは将来の夢として「イラスト本を出版すること」を挙げています。

俳優業で多忙を極める中でも、アートへの情熱は衰えることがありません。

むしろ、その夢に向かって着実に歩みを進めていると言えるでしょう。


NFTアートへの挑戦——2022年、世界に向けて作品を発信

板垣李光人さんは、2022年6月に世界最大級のNFTマーケットプレイス「OpenSea」でデジタルアート作品の販売を開始しました。

俳優がNFTアートに本格参入するのは当時としては先駆的な取り組みでした。

「Eleganza Buddha Collection」の世界観

出品された5作品は「Eleganza Buddha Collection(エレガンザブッダコレクション)」と題されたシリーズ。仏という存在が持つ静寂さや魂の輝きからインスピレーションを受け、モダンかつファッショナブルに再構築した作品群です。

板垣さん自身は作品について「古来より我々日本人とも蜜月な関係にあった仏という存在の持つ静寂さや轟轟と滾る魂にインスピレーションを頂戴し、荘厳美麗な"現代仏画"の世界」と表現しています。

なお、収益の一部は日本赤十字社に寄付されるなど、社会貢献の意識も垣間見えます。


2024年、念願の初個展「愛と渇きと。」が実現

2024年9月、板垣李光人さんの念願だった初の個展「愛と渇きと。」が渋谷PARCOで開催されました。

その後、名古屋・大阪と3都市を巡回し、多くのファンやアート愛好家が訪れました。

デジタルと油絵の融合——新しい表現技法

この個展で発表された11点の新作は、板垣さん独自の技法で制作されました。

まずデジタル上でイラストの下絵を制作し、それをキャンバス生地にプリント。その上から油彩絵の具を重ねていくという、デジタルとアナログを融合させたハイブリッドな手法です。

この技法について板垣さんは「デジタルの絵をキャンバスにプリントして、画面の凹凸やツヤなどがない無機質な絵と、油絵具の質感の面白いコントラストが生まれる」と説明しています。

作品によっては制作に3〜4ヶ月を要したものもあり、俳優業と並行しながらの制作は相当な努力があったことでしょう。

テーマは「渇愛」——仏教の概念から着想

個展のテーマ「愛と渇きと。」は、仏教の十二因縁の一つである「渇愛」という概念から着想を得ています。

渇愛とは、愛を享受した後に再び愛を求めていく輪廻の概念。板垣さんは「愛は世界共通のもので、普遍的で、誰しもが何らかの形で感じたり経験したりするもの」としてこのテーマを選んだと語っています。

展示は「カオスに始まり、時間を経てやがて涅槃寂静に至る」というストーリー性を持たせた構成になっており、作品の配置にも強いこだわりが感じられました。

映画『ブルーピリオド』が転機に

板垣さんが油絵に挑戦するきっかけとなったのは、映画『ブルーピリオド』(2024年公開)への出演でした。

同作で驚異的な画力を持つ天才高校生・高橋世田介役を演じるにあたり、初めてプロの指導のもとで油絵の基礎を学ぶ機会を得たのです。

「これまでは誰かに教えてもらうことなく自分の感覚だけで描いていた」という板垣さんにとって、3〜4ヶ月の集中的な学びは大きな転機となりました。


テート美術館展のアンバサダー——「光」と名前が結ぶ縁

2023年には、国立新美術館と大阪中之島美術館で開催された「テート美術館展 光 ―ターナー、印象派から現代へ」のアンバサダーに就任し、音声ガイドも担当しました。

「Licht」という名前の意味

板垣李光人さんの「李光人(りひと)」という名前は、ドイツ語で「光」を意味する「Licht」に由来しています。「光」をテーマにした展覧会のアンバサダーに、まさに運命的な起用だったと言えるでしょう。

この就任について板垣さんは「Lichtという名を持つ自分がこの企画展に関わらせていただけること、大変光栄に思います」「国立新美術館といえば、鑑賞後Salon de The RONDでケーキをいただきながら余韻に浸るのが定番のコース。そんないつもの場所で自分の音声ガイドが流れると思うと感無量です」と喜びを語っています。

美術への深い造詣

日経REVIVEのインタビューでは、プライベートでも美術館やギャラリーに足を運ぶことが好きだと明かしています。

お気に入りの場所として国立西洋美術館を挙げ、「建物もそうですけど、門が好き。空間全体がとても心地いい。特に日が暮れて暗くなり始めた時間帯がいい雰囲気」と、美術鑑賞を日常的に楽しんでいる様子がうかがえます。

また、インスピレーションを受けた展覧会として、森美術館で開催された「塩田千春展:魂がふるえる」(2019年)を挙げ、「真っ赤な糸がまるで血のようで、衝撃的だった」と振り返っています。


好きな画家はダリとマグリット——シュルレアリスムへの共感

板垣李光人さんが影響を受けた画家として挙げているのが、サルバドール・ダリとルネ・マグリットです。

特にマグリットの影響について、Pen Onlineのインタビューでは「頭の部分に花を描いた作品など、完成した作品を見るとマグリットからは影響を受けているんだなと感じました。

肖像画の顔の部分に花や果物を描いた作品シリーズがすごく好きでしたから」と語っています。

マグリットの代表作である「人の子」のように、顔を何かで隠す表現は、板垣さんの作品にも通じるモチーフです。人間の本質を抽象的に表現することへの関心が、シュルレアリスムの巨匠たちへの共感につながっているのでしょう。


俳優とアーティスト——二つの表現活動の違いと共通点

板垣李光人さんにとって、俳優業とアート活動はどのような位置づけなのでしょうか。

ELLEのインタビューでは、この二つの違いについて興味深い見解を示しています。

「芝居は、たくさんの人が関わっていて責任や背負うものが大きいので、良い意味で"仕事"として捉えています。逆に、絵を描くこと自体は自由。ひとりで気が向いたときに描きたいものを描ける」

一方で、両者に共通するのは「人間の業」への関心です。「役者の仕事でも、人間の"業"に関わる芝居をしているときにやりがいを感じる」と語っており、人間の複雑さや矛盾を表現することへの探究心が、演技とアート両方の原動力になっていることがわかります。


板垣李光人のイラストを見るには?——SNSと作品展示情報

板垣李光人さんのイラスト作品を見る方法をまとめました。

Instagramで作品をチェック

板垣さんの公式Instagram(@itagakirihito_official)では、時折イラスト作品が投稿されています。

フォロワー数は約70万人(2025年時点増減があります)。

俳優としての活動報告だけでなく、創作活動の一端も垣間見ることができます。

かつてはファンからお題を募集して描く「イラスト企画」も行われていました。

ファンクラブ「すもも庵」

より深くアート活動を追いたい方には、公式ファンクラブ「すもも庵」(月額550円)への入会もおすすめです。限定コンテンツやイベント情報にアクセスできます。

今後の展示・活動に期待

2024年の初個展「愛と渇きと。」は終了していますが、今後も新たな展示の機会があることが期待されます。

板垣さんは「アートに関しては、描きたいという気持ちがわいたときに、気の向くままに制作できたらいい」と話しており、マイペースながらも創作活動を続けていく意向を示しています。


2025年の板垣李光人——俳優としても飛躍の年

最後に、俳優としての最新情報にも触れておきましょう。

2025年は板垣李光人さんにとって飛躍の年となっています。

  • ドラマ「秘密〜THE TOP SECRET〜」(2025年1月〜4月)で中島裕翔さんとダブル主演
  • NHK連続テレビ小説「ばけばけ」(2025年10月〜)に出演
  • 映画「ババンババンバンバンパイア」(2025年7月公開)
  • 映画「ペリリュー -楽園のゲルニカ-」(2025年12月公開)で主演の声優を担当
  • 第48回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞

また、日経トレンディの「2025年 来年の顔」にも選出されるなど、まさに今最も注目される若手俳優の一人です。

俳優としての活躍が続く中でも、アートへの情熱は変わらないはず。今後、どのような作品を生み出していくのか、両方の面での活躍から目が離せません。


まとめ

板垣李光人さんのイラストは、単なる「俳優の趣味」という枠を超えた本格的なアート作品です。

  • 中学時代にアート部の部長を務め、本格的な制作環境で創作を続けている
  • ティム・バートン、ダリ、マグリットなどから影響を受けた独自の世界観
  • 2022年にNFTアートに参入、2024年には初個展を3都市で開催
  • デジタルと油絵を融合させた独自の技法を開発
  • テート美術館展のアンバサダーを務めるなど、美術界でも活躍

「イラスト本を出版する」という夢を持ち、俳優業と並行しながら創作活動を続ける板垣李光人さん。

22歳という若さで初個展を成功させた彼が、今後どのようなアート作品を世に送り出していくのか——俳優としての活躍とともに、アーティストとしての進化にも注目していきたいですね。

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